頭皮が乾燥しているのは洗いすぎによって皮脂や汗、常在菌で形成される肌を保湿する天然の肌バリアがなくなっていることもあります。肌バリアがないことで乾燥しやすく、汗からでた雑菌によって頭皮がかゆくなります。
よくある勘違いはかゆみに効くシャンプーを大量に使っていることです。シャンプーの洗浄剤は混ざり合わない水と油を混ぜ可溶化したことでおこる泡によって汚れや酸化した皮脂を落としています。
かゆみを無くすためにシャンプーをたっぷり使ってしまうと脱脂という、頭皮を守るためにある皮脂まで洗い流されることで乾燥し炎症がおきやすく、かゆみの原因になってしまいます。
シャンプーによっては適量も記載されており、お使いのシャンプーに記載がない場合の目安量はショートだと1プッシュ、ミディアムは2プッシュ、ロング以上は3プッシュです。予洗いしているのに泡立ちが悪いときはスタイル共通で1プッシュで軽く洗い流すと泡立ちをよくできます。
頭皮の洗いかたは、手でシャンプーを泡立て、爪を立てずに指腹で頭皮をマッサージするように洗います。そのあと余分な成分が残留しないようにしっかりすすぎます。
シャンプー頻度によっても乾燥しやすく、シャンプー自体が負担になるので毎日汚れなければ数日に1回でも問題ないとされています。毎日髪を洗うのは日本くらいで海外では数日に1回程度といわれています。
正しいとされるシャンプーをして、それでも乾燥して汗かくとかゆいときはシャンプーに問題があります。とくに洗浄力が強すぎるためのダメージや油分を大量に配合していることで髪と頭皮にベタつきがあるなど美容室でも問題視されています。
頭皮の洗いかたを覚えて、負担の少ないシャンプーにすれば頭皮が健康になることで肌バリアによって保湿され、雑菌を寄せつけないことでかゆみも無くなります。皮脂は多すぎると酸化しかゆみの原因になりますが、少ないと保湿できずに乾燥や肌荒れがおきます。頭皮に良いシャンプーは環境バランスも整えることができます。
頭皮に赤みや乾燥とかゆみがあり、フケがでるといった肌荒れをおこした脂漏性頭皮に効果が高いのは薬用カダソンです。頭皮への負担が少ない洗浄剤を使い、水溶性保湿成分を配合したオイルフリーによって肌バリアの保湿効果を高めています。頭皮環境を整えることで乾燥やかゆみを軽減できるのです。
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