ロングヘアが汚く見えるのは美容師に梳かれすぎたことで髪が傷むから汚く見えることは多くあります。髪は死滅細胞だから、1度傷むと元に戻すことはできません。シャギーという梳くカットが美容業界で流行したことで、美容師たちが髪は梳けばいいと勘違いした悲劇です。
ロングヘアは髪が伸びているから毛先のダメージが多く、根本のほうはダメージが少ないかもしれません。色落ちによって髪が汚く見えるなら、シャンプーの洗浄力が強すぎます。例えば、黒髪はメラニン色素によって黒く見えますが、キューティクルが剥がれたりコルテックスが流出することで色素も減っています。中途半端に色素が残ることでまだらになり髪が汚く見えます。
毛髪の構造
毛髪は、外側から毛小皮(キューティクル)、毛髄質(コルテックス)、毛髄質(メデュラ)の三層から成り立っています。ちょうど海苔巻きのような形で、海苔の部分がキューティクル、酢飯の部分がコルテックス、かんぴょう等具の部分がメデュラに相当します。
キューティクルは、本来親油性(水をはじく、油となじむ性質)で水を弾き濡れ難いのですが、ダメージを受けると脱落してコルテックスがむき出しになります。コルテックスの性質は親水性(水となじむ、油を弾く性質)のため、傷んだ毛髪は濡れやすくなるのです。
毛の色
毛髪は本来無色ですが、メラニン色素を含むと色を表現するようになります。メラニン色素は、ユーメラニン(黒褐色系)とフェオメラニン(黄赤色系)の2種類があります。黒髪はユーメラニンが主体でその量が多く、少なくなるにしたがって茶髪、金髪、銀髪(グレイヘア)となり、メラニン色素を含まなくなると白髪になります。そして、フェオメラニンが多い方は赤毛となり、髪の色は遺伝の要素が強く、人種による特徴があります。
引用元:毛髪の構造
美容室でカットや施術を受けているのにロングヘアが汚く見えるなら、美容師の道具や技術がよくありません。とくに切れないハサミを使っているなら毛先がボロボロになりやすく髪を傷めてしまいます。
最近ハサミの切れ味が悪い…
(中略)
ちなみに切れ味が悪くなると
毛先が逃げる様になります。
ひどい場合は髪がブチっと千切れる様に切れるので断面が粗くなり、そこから枝毛も増えます。
(中略)
細かいところですが、こういうところで仕上がりに差が出ると僕は思ってます
引用元:美容師の使うハサミについて
ミズタニでは品質を維持するため、実際にハサミを造っている職人が一丁一丁そのハサミに合わせた研ぎとバランス調整を丁寧に行います。ハサミを知り尽くした職人が、繊細で高度な微調整をいたしますので、安心してお任せください。裏すきや刃付けなどすべてを手造りでおこなっているミズタニだからできる研磨・調整です。20年30年、永年に渡り研磨・調整をご愛顧いただいているユーザー様はたくさんいらっしゃいます。
壊されてしまったら元には戻りません
「元に戻してください!」と他で壊されたハサミが続々とミズタニに届きます。
でも壊れてしまったハサミを以前の切れ味に戻すことはできません。
そのハサミの鋼材の特性、熱処理の温度を知らない人が研ぐことは、とても危険なことです。
壊される前に必ずミズタニのハサミはミズタニへお送りください。引用元:ミズタニシザー 研ぎ・調整
髪型が汚く見えるなら、セニングシザーという梳きバサミによって梳き過ぎているのかもしれません。毛量が多いならレイヤーという技術を使うことで膨らみを抑えることもできます。ただ、美容師の技術力が高くなければきれいなスタイルは作れません。
ではセニング過多になるとどうなるのか?
毛先がパサついて艶がない、まとまらない。根元が膨らんで見えてしまうなどなど。
ヘアスタイル的にあまり美しいとは言えない状態になってしまいます。
(中略)
セニング過多にならないようにするには?
なっちゃったら切るしかない。なら出来る限りセニング過多を避けたいですよね?
実は多毛な方ほどセニング過多になりやすい傾向にあります。
(中略)
多毛さんがセニング過多にならない様にするには
レイヤー(段)を入れる。
そう。ワンレングスをやめてレイヤーを入れる事で梳かなくても形で軽くする事が出来ます。
(中略)
レイヤーを入れると聞くと、トップが極端に短くなっちゃったり、広がるんじゃないかと恐れている方もいますが、全くそんな事はございません。(むしろコンパクトになりますよ!)
レイヤーを入れるとかなり髪の毛を軽く出来るので、梳き過ぎなくても良い感じにスタイルとしてまとまります。
ダメージした髪を戻す方法はありませんが、補修する方法はいくつかあります。今すぐ手っ取り早く補修するなら美容室のトリートメントをすると髪が補修されます。
トリートメントの科学的アプローチ
私は常にトリートメントを「擬似的なパテ埋め」と説明しています。
具体的に、どのようにパテ埋めをしていくのかというと、ケラチンとCMCを用いるという話をしています。
このトリートメントには様々な種類がありますが、この話は美容業界のほぼ全てのメーカーで共通している内容です。現在の毛髪科学では、このような考え方でトリートメントを行ったり、新しい製品を開発することは一般的になっています。
ただ、補修というのは髪に空いた穴を埋めているだけだから、洗浄力が強いシャンプーを使ったり、洗いかたを間違えているとすぐに落ちてしまいます。自宅でも補修できるシャンプーとトリートメントを使うことできれいなロングヘアは作れます。
髪質改善する美容室という、髪をきれいにする美容室もありますが、強力な薬剤を使うため、逆に髪を傷めることもあります。髪が傷むのはシャンプーか施術によっておきています。シャンプーと美容室を変えるだけで髪質はきれいにできます。
美容室を変えてもいいなら、多少は高くても評判のいい美容室に変えたほうがロングヘアがきれいに見えます。
美容液からつくられたラスティーク
ロングヘアをきれいに見せるシャンプーとして人気があるのはラスティークです。傷みやすいロングヘアのために、負担の少ない洗浄成分と美容補修成分をたっぷり配合することで美容液のようなシャンプーとトリートメントといわれています。
↓要チェック!ラスティークがお得に!↓
【濃密美容液で、髪を洗う。】ヘアケア専用の「美容液から作られたシャンプー」で、エイジングヘア・ダメージヘア・ドライヘアを補修しながらハリ・コシを与え、しっとりと洗い上げます。ヘアサロンスタイリストと共同開発した「美容液ヘアケア」で、なめらかでツヤのある美しい髪へと導きます。
ヘアケア専用の「保湿クリームから作られたトリートメント」で、エイジングヘア・ダメージヘア・ドライヘアを、潤いとツヤで髪を包み込みます。ヘアサロンスタイリストと共同開発した「美容液ヘアケア」で、なめらかでツヤのある美しい髪へと導きます。
【髪に優しい”4Free”】ご安心して使い続けていただきたいから、ラスティークは”4Free”をお約束します。サルフェートフリー、着色料フリー、鉱物油フリー、紫外線吸収剤フリー。
【髪が揺れるたびうっとりするジューシーローズジャスミンの香り】ローズを基調として、幾重にも重なるみずみずしいフルーツの香りに、大人っぽいジャスミンのさわやかなフレーバーをプラス。毎日のバスタイムを至福のひとときに。
推奨されている使いかたは2度洗いです。予洗いしたあと1度目は1プッシュで軽く洗い、2度目は3プッシュ以上で洗うことで泡立ちがよく、根本から毛先まで美容補修成分がよく浸透します。そのあとトリートメントをすることでさらにきれいなロングヘアをキープできます。
「やさしく2度洗い」《1回目》髪の毛を中心に頭皮からしっかりと洗い、一度流します。《2回目》頭皮の汚れを取るように、やさしく泡立てていきます。十分な泡で頭全体が包まれたら、そのまま1~2分泡パックし、その後しっかりと洗い流してください。
《ドライヤーの熱で、髪に水分を閉じ込めます。》新成分「エルカラクトン」が、ドライヤーやアイロンなどの熱に反応してキューティクル表面で結合し、髪の内部にしっかりとうるおいを抱え込ませます。
予約を取りにくい美容師がいう、月1の美容室より自宅のヘアケアという言葉を実感できます。本来のきれいなロングヘアにできることを願っています。
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