頭皮の乾燥によってかゆみやフケがでるのはシャンプーを変えれば治まるかもしれません。頭皮が乾燥するのは脱脂といい、常在菌と皮脂によって作られる肌バリアがない状態です。頭皮が乾燥することで炎症がおきかゆみがでやすく、自己防衛反応によって皮脂が過剰にでることでフケがでます。放っておくと脂漏性頭皮になるかもしれません。
皮膚のバリア機能
皮膚には多くの働きがありますが、その中でも重要なものに「バリア機能」があります。
表皮の角質層は、角質細胞がレンガを積み上げたように重なっていて、外界からの刺激や異物（アレルギーの原因物質や細菌・ウイルス）の侵入を防ぐ役割（バリア機能）を果たしています。私たちの体は、このバリア機能によって、①アレルギーの原因物質（ダニや食べ物など）や細菌・ウイルスなどの体内への侵入を防いだり、②体内の水分が皮膚から失われるのを防いだりしています。バリア機能は皮膚の健康を守るための大切な働きです。
脂漏性頭皮の予防と治療をサポート
脂漏性頭皮の予防として人気があるのは薬用カダソンです。カダソンは脂漏性皮膚炎に悩んでいた開発者が薬剤師と共同で作ったシャンプーとトリートメントです。
実際に開発者である私自身が脂漏性で悩んでいました。（実はこのページにも当時の私の頭皮写真が１枚紛れています）
かゆくて眠れない夜もありましたし、不潔に見られるという思いでとにかく気分が上がらない。何とかしたい一心で、実際に市販のものを含めて、いろんなものを試してみましたが、自分に合うものはなかなか見つけられませんでした。
ならばと思い、弊社薬剤師と試作品を何度もつくり、その中で本当に実感のあったものを商品化するに至りました。
そうした実体験をもとに開発されたのがKADASONなのです。派手な設計ではありませんが、圧倒的な実感力を持っています。
特徴としては炎症をおさえることでかゆみを抑え、フケの原因になるマラセチア菌の増殖を防腐作用によって抑えます。さらに、シャンプーとトリートメントは水容性だから脂っぽい頭皮の負担になる油分も含まれていません。
カダソンの薬用成分は抗炎症と防腐です。殺菌成分の薬用シャンプーもありますが、必要な菌まで殺すため頭皮への負担が大きめです。フケの原因になるマラセチア菌は常在菌だから頭皮には必要なのですが、異常に繁殖すると負担になってしまうので防腐によって繁殖をおさえることで適正な数にします。
さらに、防腐と炎症をおさえる効果だけでなく保湿成分もたっぷり配合しているから頭皮の乾燥を予防します。オイル成分フリーだから油分の多い頭皮にも安心して使えます。
シャンプーの使いかたは頭皮全体をしっかり濡らし予洗いし、500円玉くらいを手にとり泡立て、指腹で頭皮をマッサージするように洗い、成分が残らないようにすすぎます。そのあと、できればカダソントリートメントを使うことでしっかり保湿したり、フケやかゆみをおさえます。
お風呂上がりはドライヤーを使い地肌から乾かすことで雑菌の繁殖をおさえられ、髪もきれいにできます。自己流ではかゆみは治らないから、美容師のマネをすることで炎症やフケが治ります。
ドライヤーは強温風で根元から乾かす
髪の毛が集中している根元が一番乾きづらいため、最初にドライヤーを当てましょう。
その後、中盤から毛先にかけて乾かし、髪の毛全体を8割ほど乾かしてください。
先に毛先から乾かしはじめると、乾きやすい毛先に余計な温風が当たり、髪の乾かしすぎにつながります。
パサつきの原因になるので、乾いた髪の毛にはできるだけ温風を当てないことを心がけましょう。
シャンプーの頻度は、シャンプー自体が負担になるから数日に1回でも効果あるかもしれません。美容師のあいだでも数日に1回派と毎日派に分かれており、特に問題がなければ数日に1回でも構いません。ただ、ブラッシングと頭皮マッサージは毎日したほう清潔に保てます。
治らないときは脂漏性皮膚炎かアトピー性皮膚炎の疑いがあり、皮膚科での受診が必要です。脂漏性皮膚炎ならカダソンは相性がよく、ステロイド治療のじゃまをしません。アトピー性皮膚炎なら美容室で選んでもらうか、負担の少ないシャンプーを使うといいかもしれません。
脂漏性皮膚炎（しろうせいひふえん）とは、頭皮や生え際、顔面など、脂漏部位と言われる皮脂の分泌が盛んな部位にできる湿疹のことです。
脂漏性皮膚炎には乳児期にみられる「乳児型」と、思春期以降にみられる「成人型」の2種類があります。
乳児型は一過的なもので、正しいスキンケアで1歳頃までには自然治癒します。
代表的な症状として、患部が赤くなり、フケが多くなることが挙げられます。
フケには、やや黄色味を帯びた湿り気のあるフケと、乾燥したうろこ状のフケがありますが、かゆみはさほど感じません。
成人型は慢性化しやすく、自然治癒が困難な場合がある病気ですので、症状が出たら一度皮膚科を受診されることをお勧めします。
引用元：脂漏性皮膚炎とは？
アトピー性皮膚炎は皮膚が赤くなってブツブツができたり、カサカサと乾燥して皮膚がむけたり、かさぶたができる場合があります。強いかゆみを伴う皮疹が生じて、バリア機能が低下して普通なら感じないような刺激でかゆみが強くなって掻いてしまい、さらに皮疹を悪化させるという悪循環をたどることが多くなります。
皮膚科医がすすめるシャンプーは安価なものだと効果は期待できません。シャンプーの成分は医薬部外品か化粧品に分類され、医師はシャンプーはどれも同じと判断しています。そのため治療しているのに治らないと困っている人達もいます。カダソンは脂漏性皮膚炎に詳しい薬剤師の監修のもと開発されたものだから効果は高めです。
口コミをみると効果がないとレビューを見るかもしれませんが、使いかたまでは書いていません。髪を洗っただけで地肌を洗えていないから効果がないのかもしれません。こういったことは美容室でもよくあり、たとえ良いシャンプーでも使いかたを間違えてしまうと何の効果もありません。
カダソンは通販サイトでも取扱いされていますが、出品手数料がいるため価格が高めで、梱包と発送は通販サイトが行うから液漏れしていたということがあります。カダソンからの発送なら価格も少し安く、梱包ミスによる液漏れといったことはありません。頭皮のかゆみを早くおさえることができます。
ただ、かゆみや菌の繁殖をおさえる成分というのはドラッグストアでも見かけたことがあり、実際使っているのに効果がなかったかもしれません。
そういったものは成分は配合されてはいますが、ごく少量だったり、基材とよばれる基本成分が頭皮に対して負担の大きいものだったりします。
ボトルの裏の内容成分表をみれば、だいたいの特徴ぐらいは解るハズ… ただ決定的に解らないものがあるんだよね！
そのシャンプーの内容成分自体は簡単にわかるんだが成分表を見ただけでは絶対に解らないのが、どのくらいの分量を配合しているか！？
そ〜、そのシャンプーに、その成分が、どれだけの量が入っているのか？
内容成分の正確な配合量や配合比がわからないのです！
薬用と表記があり、成分は一定の効果はありますが、それを相殺するほど洗浄力が高ければ肌バリアがなくなるから保湿や炎症をおさえることができません。
シャンプーは頭皮を洗うものだから、洗浄力が高すぎると頭皮が乾燥しやすく、洗えば洗うほど自己防衛反応によって皮脂が過剰に分泌されフケがでます。そこに雑菌が繁殖するから炎症がおきかゆみがでます。皮脂は酸化するから、もしかすると臭いも出ているかもしれません。
シャンプーの価格差は成分の違いがあります。高いものは原料が高価だったり、分子レベルまで成分を砕き混ぜる機械を導入しているため製造コストが高いからシャンプー本体の価格も高めです。また、同じ成分でも原料メーカーや純度、品質によって変わります。
美容室のシャンプーなどは高く見えるかもしれませんが、できるだけ価格をおさえても、ああいった価格にしかできません。安価なものは宣伝費が高いため成分は安価なものを少量しか配合していないから効果はほとんどありません。
シャンプー解析など、1プッシュあたり何円だからコスパがいいというのは目安にすらなりません。負担の少ないものを使い、使いかたを覚えるとヘアケアは安く済みます。
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