美容室と市販シャンプーは洗うだけなのに髪質の明暗が大違い!

美容室のシャンプーと市販シャンプーの違いは成分がまったく違います。美容室のものは髪と頭皮に負担が少なく、しっかり洗えるのに髪にやさしい洗浄成分を使っています。また、保湿や補修といった成分もふんだんに配合されており、使うとすぐに効果を実感できます。

市販のものは洗うだけといったものが多く、宣伝とキャッチコピーによって売れています。保湿や補修、うねりケアといったものはほとんど期待できません。新成分を配合などと宣伝しても、基材とよばれる洗浄成分が負担の大きいものだと効果はありません。CMモデルを見てこの髪になれると思ってもその髪になれたことはないかもしれん。市販でもいいものが増えているから選択肢にいれてもいいかもしれません。

美容室専売は成分が違う

美容室のシャンプーはサロン専売品といって美容室がミルボンやアマトラといったヘアケアメーカーと契約することで取扱いできます。成分は純度やグレードの高いものや品質の高いもの、配合量が多いといったことで成分が高価なためシャンプーの価格も高くなっています。

高価といっても価格は限界まで落としているからコスパは高いわけです。解析やランキングにある原料費を無視したようなものではありません。シャンプーごとにコンセプトがあるからランキングといったものにはおそらく登場しないし、登場しても髪はきれいになったけど洗浄力が弱いとか1プッシュあたりのコスパが悪いとか評価され順位は低いかもしれません。

美容室専売品は美容師が髪質にあわせて選ばないと、たとえばダメージ髪ではないのに補修系を使うとベタつきがあるなど、髪と頭皮のトラブルが増えます。美容師から使いかたを教えてもらったり、シャンプーやトリートメント、ブローの指導もないと、本来の効果を実感しにくいかもしれません。リピーター様が不快な思いをしないように、積極的にすすめない美容師も多くいます。

転売で逮捕者も

インターネットでも購入できますが、美容師からの紹介やメーカーが許可したサイトのみで取扱いされています。大手の通販サイトにあるものは転売品ばかりです。メーカーとの契約時には誓約書があり、転売などインターネットに流通させないなど決まりがあります。メーカーの断りなくネットに溢れるものは転売品や効果がなく在庫になってしまったものが多く、成分表示を消して販売したため逮捕者もでたことからあまりいいものではありません。

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契約書自体には法的なものはないため、あくまで約束のようなものです。転売業者はバレないと勘違いしているかもしれんが、流通とはお金の流れのためバレています。

市販シャンプーの役割り

市販シャンプーは公衆衛生を保つ目的で販売されており、ダメージケアやうねりをおさえるといった効果は期待できません。ノンシリコンシャンプーがいいと口コミなのかメディアか何かによって広まってしまい、髪のダメージを防ぐシリコンが配合されていない、洗浄力が強いだけのシャンプーが多くあります。洗浄力が強ければいいかというと、肌を守る皮脂や常在菌、水分も全てなくなるから肌荒れがおきやすく、ある程度は残しておく必要があります。

本来のノンシリコンシャンプーは髪に負担が少ない洗浄成分だからシリコンを配合する必要がないといった意味合いがあります。強い洗浄成分はなんでも洗い流すようなものだから、髪のキューティクルをどんどん剥がすし、CMCという髪を結合するものを引き剥がし、ケラチンや水分が流出してしまい、パサつきや細い髪といったトラブルが増えています。

大手の場合は洗浄成分を食器用や歯磨き粉、住居用などと共通化することで単価をおさえています。成分単体は無害でもいくつか複合することで有害になります。肌や口に入れることを前提としていないものを舐めるなどすると危険です。

安くてコスパがいいといった成分が多く配合されているものは、大きな鍋に調味料を1滴ずつ垂らすようなものと表現され、成分濃度が薄いため効果はありません。

ランキングで選ばないで

市販シャンプーおすすめランキングといったものは1回しか使っていないから、ほんとうの効果というものはわかりません。本気でテストするなら3ヶ月ほど使わないと結果はでません。美容師の場合はサロン専売品の効果を知っているはずだから、プロ目線できっぱり無いといったほうがいいかもしれません。

市販シャンプーにもいいものは増えており、ボタニストやエイトザタラソは優秀と評価されています。価格は市販の中では高めですが、髪と頭皮になにか悩みがあるなら試しても損はないかもしれません。正しいとされるシャンプーの仕方をして頂かないと効果を実感しにくいかもしれませんが。

サロン品質と美容室オリジナルも

サロン品質と美容室オリジナルもあります。サロン品質は専売品寄りの品質で万人受けのため扱いやすいものが多く、通販での取扱いがスタンダードで定期コースなどもありお得です。市販されないのは成分が高価なため宣伝費や大規模な流通コストをかけられないからです。価格はサロン専売品と同価格帯か少し上くらいで、行きつけの美容室がなかったり、美容師の押し売りが苦手といった場合にいいかもしれません。

美容室オリジナル商品は美容室が販売するアイテムです。美容室でも使っているものを美容室が運営するオンラインストアで購入できます。オンラインストアは既存のWeb販売サービスを利用している場合が多く取り扱うアイテム数は少ないため、髪の悩みに合わせて選べたり、万人受けだからそれを使えばいいことがあるかもしれません。既存のサービスを利用しているから価格に還元されています。といっても成分が高価なため市販のものよりは高めです。美容室が販売するから転売品ではありません。

成分は美容師の意向が反映されており、化粧品メーカーと何回も打ち合わせと試行錯誤をしたものや、美容室オリジナルと宣伝すれば売れるということで汎用品のラベルを貼り変えただけのものがあります。

美容師といっても成分に詳しいわけではなく、詳しいのは化粧品メーカーか原料メーカーだけです。コンセプトを理解して使うと何かしらいいことがあるかもしれません。

玉石混交のデパコス

デパートコスメのシャンプーは価格は高めですが、髪にいいのか微妙なアイテムが多くあります。とくに海外メーカー製は洗浄力が強い成分を配合しているから髪がゴワゴワするといったことがあるかもしれません。

洗浄力が強い理由としてはヨーロッパなどは硬水のため泡立ちが悪く、洗浄力を高くしなければ泡が立たないため洗浄力が強いものを配合しています。日本の水質は軟水のため成分が混ざりやすく、洗浄成分が溶けることで過剰な洗浄力になってしまいます。そういったことで日本の水質にあう日本メーカーのほうが髪にはいいかもしれません。日本のものを海外に持っていくと泡が立たないから洗えません。

日本メーカーのものといっても高級ホテルや旅館で使用されているから、いいものといった単純なことはありません。補修や保湿成分、香りなどどれだけ良いものを使っていても洗浄成分の負担が大きけれへ髪と頭皮への負担も大きくなります。価格が高ければいいといったものではありません。

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