シャンプーしたあと髪がパサパサするのは髪を保湿と保護する油分と水分が少なくなり、パサパサします。剛毛の髪はキューティクルが厚いから太いというだけでダメージはあります。
シャンプーの性質は本来は混ざり合わない水と油を混ぜる陰イオン界面活性剤の乳化または可溶化によって汚れや酸化した皮脂を落とします。洗浄力が強いとか弱いと表現されるのは可溶化レベルが高いか低いかということです。
脱脂による髪のダメージ
剛毛でもパサパサするのは脱脂といい髪を保護する皮脂やCMCという髪を結合する油分が少なくなることで、水分も流出してしまい髪が乾燥することでダメージが大きくパサパサします。
また、剛毛だからトリートメントしないというのもパサパサする原因です。トリートメントは髪を硬くするイメージがあるかもしれませんが、ダメージを補修する効果があるだけで硬くするといったことはありません。
トリートメントはコーティング系と補修や保湿といったものがあり、市販のものはほとんどコーティング系です。髪が硬くなるのはシリコンを大量に配合することで、表面をガチガチに固めてしまい髪が硬くなってしまいます。
アイテムの事実
サロン専売品や高めのものは補修や保湿成分が多く配合され、シリコンも配合されていますが、髪の表面を滑らかなにする程度のコーティングだから硬くなるといったことはありません。
市販のシャンプーは髪を柔らかく扱いやすくするとか保湿やうねりケアなどパッケージに記載されていたりしますが、宣伝でいっているだけでそういった効果というものはほとんどありません。
脱脂力が高い洗浄成分を使っていたり、保湿成分といったものはほとんど配合されていないから髪がパサパサしてしまいます。そのため、ヘアオイルをベタベタ塗ってしまう間違ったヘアケアやマイナスイオンで保湿する高級ドライヤーといったものが人気があります。
ヘアケアの種類
ヘアオイルやバームといったものはスタイリングとして使い、塗りすぎてしまうと髪がベタつき、浸透することで薬剤が入らなくなり美容室の施術がうまくいきません。
高級ドライヤーは一時的には効果があるかもしれませんが、時間が経つと元に戻ります。髪の根本を乾かせるといった点ではかなり優秀です。
ヘアケアの基本はシャンプーとトリートメントといわれ、美容師のヘアケアと世間のヘアケアではかなり考えかたが違っています。
サロン専売品や高めのものは脱脂力が低めの洗浄成分や保湿成分といったものを多く配合しているから、髪がしっとりまとまるなどの効果があります。剛毛でもダメージは蓄積していくから髪がパサパサするのはダメージ髪かもしれません。
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