LDKは晋遊舎から発行の女性向け雑誌で広告なしで本当のことを知ることができるというコンセプトの雑誌です。雑貨や化粧品などのランキングがあり、雑誌スタッフと専門家がガチで検証するということで人気。化粧品はプチプラが多く安くていい商品を紹介しています。
しかし、化粧品ランキングについては疑問もあります。化粧品で1番重要なのは成分。化粧品の場合、成分は多い順に表示するように法律で決められています。シャンプーの成分で多いのは精製水と洗浄成分です。シャンプーの解析をする場合は洗浄成分をもとに全体を考察しながら解析しますが、LDKは後ろのほうに表示されている1つの成分からランキングがつくられています。
また、シャンプーは低価格だと有効成分が少なく、サロンシャンプーといわれる高品質のシャンプーは有効成分がたっぷり配合されています。このようなシャンプーの基本情報を知っておくとランキングに疑問が出てきます。
LDKの低価格シャンプーランキング1位のシャンプーは良さそうですが、ずっと使い続けたくない商品。これは、シャンプーの検証が1回きりなので、1回で効果があるということは、それだけ刺激が強いということ。高品質なシャンプーは洗浄力がそこそこなので1回使っただけでは良さが分かりづらい。数回使うと良さが分かるのが良いシャンプーです。
・参考サイト
YukioGroup 美容院シャンプーと市販シャンプーの違い
ヘア&ヘッドスパサロン「R」 市販シャンプーとサロンシャンプーの違い
ツヤ成分
低価格シャンプーのツヤがでる成分はジステアリン酸グリコールという光沢パール成分です。この成分は髪にツヤを与えますが光るだけなので髪の補修効果はありません。髪に艶を与えたいならサロンシャンプー、加水分解シルクなど髪を補修する成分が配合されていると髪に自然な艶がでます。
また、補修成分が配合していない高品質シャンプーならキューティクルが整うのでわざわざ成分によってツヤを演出する必要がありません。
低価格シャンプーにも補修成分など配合されていることもありますが、ごくわずかなので髪のツヤはあまり期待できません。LDKのシャンプーランキングでおすすめされているシャンプーは配合されているというだけで髪の艶がでる効果は低いといえます。
アミノ酸系シャンプーの洗浄力で猫っ毛に
LDKなどのシャンプーランキングではアミノ酸シャンプーの成分は良いという評価ですが、アミノ酸系洗浄成分にも品質があります。低価格アミノ酸系シャンプーの洗浄成分はオレフィンスルホン酸。この成分は洗浄力が高く、脱脂力も高いので使うほど、髪にダメージを与えてしまいます。汗をたくさんかいたり、髪が汚れた日なら使いたいですが、日常的に使いたくない成分です。
MagentaRoom シャンプーの選び方についての大人な理解とは
シャンプー解析ドットコム (C14-16)オレフィンスルホン酸Na
猫っ毛の原因はシャンプーの場合もあります。強い洗浄成分で髪を洗うと脱脂力によって油分が抜け、髪が細くなることも。さらにキューティクルが乱れるのでコシがなくなって細くて柔らかい髪になります。猫っ毛が悩みなら高品質な成分のシャンプー、値段は高くなりますが効果は高いといえます。
美容師がプチプラシャンプーを使わずにわざわざサロンシャンプーを使うのはそういうこと。
本当に良い市販のシャンプー
市販のシャンプーでいいシャンプーはボタニスト。このシャンプーは高品質な洗浄成分が配合されています。値段が安いのにサロンシャンプーと同等、なんちゃってボタニカルではなく本当にいい成分。デメリットはシャンプーランキングでは洗浄力が弱いので下位になるかもしれません。ネットでしか絶賛されていませんが一度使ってほしいシャンプーです。
LDK雑誌はあてにならない
雑誌などのシャンプーランキングはあてになりません。テレビや雑誌などはメーカーからお金を貰っている、またはお金を効率よく儲けるのが目的なのでシャンプーのデメリットを言えない。ですので、できるだけオブラートに包みランキングをつくっています。良いシャンプーを知りたいなら美容師ブログや成分情報に特化したサイト。ランキングや解析に意味はなく悩みを解決するシャンプーがいいシャンプーです。
ヘア&ヘッドスパサロン「R」シャンプー解析、分析の信憑性について
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